(150) ロエロ アルネイス 

ROERO ARNEIS VALMAGGIORE / GRIMALDI

絶滅の危機もあったアルネイス。酸味が少なく、心地よい甘みを感じさせる北伊を代表する白。

2004年にDOCG認定となった北伊・ピエモンテを代表する辛口の白、ロエロ アルネイス、アルネイス種100%。第二次世界大戦前までは「ネッビオーロ・ビアンコ」と呼ばれていて、現在のように高級品種としての白ではなく、当時から高級品種だったネッビオーロを害虫や鳥から守る為(香りの高さ)畑に一緒に植えられていた存在。また「葉っぱに白いカビが生える“うどんこ病”にかかりやすく栽培が難しく、その意味合いからアルネイス(ピエモンテ方言で“へそ曲がり”)と呼称。更にタンニンを抑え上品に仕上げる為にバローロに混ぜられた過去を持ち「バローロ・ビンアコ」とも呼ばれていた。時代が変わりネッビオーロ単体が主流になりアルネイスは不要になり絶滅の危機もあったが、栽培・醸造技術の発展と土着品種の見直しの流れで復活し今の名声を得るに至る。白い花の香り、酸味が少なく、心地よい甘みを感じさせる。ヴァルマッジョーレ畑。
ROERO ARNEIS VALMAGGIORE / GRIMALDI
■色:白
■味わい:辛口
■生産国/生産地:🇮🇹イタリア/ピエモンテ州
■生産者:グリマルディ GRIMALDI
■アルコール度数:14%

<ワイナリー・紹介>

グリマルディ GRIMALDI

初代はブドウを市場で売り、2代目がワイナリーを造り、3代目がバルバレスコに畑を持ち、4代目が国外に販路を拡大。4代で育んできた世界遺産ランゲのグリマルディ。